山梨の養豚場でCSFの陽性反応 全頭を殺処分へ
平畑玄洋
山梨県は16日、同県韮崎市の養豚場で飼育中の豚から家畜伝染病「CSF(豚コレラ)」の陽性反応が出たと発表した。昨年9月の岐阜県のケース以降、豚への感染が山梨県内で確認されたのは初めて。飼育豚へのCSF感染が確認されたのは9府県目。この養豚場で飼育中の871頭すべての殺処分を始め、17日までに終えるとしている。
山梨県では、10月29日に北杜市の山林で捕獲された野生イノシシ1頭の感染を確認。11月12日に韮崎市内で捕獲された別の1頭が感染していることも分かった。17日からは、推奨地域としてワクチンの接種が始まることになっていた。
CSFは感染力が強く、高い致死率が特徴。人には感染せず、感染した豚の肉を食べても健康への影響はないとされる。(平畑玄洋)
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