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 フィギュアスケートの全日本ジュニア選手権が16日、横浜市のKOSE新横浜スケートセンターであり、男女シングルともに前半のショートプログラム(SP)が行われた。女子は河辺愛菜(かわべまな)(関大ク)が64・95点で首位に立ち、川畑和愛(N高東京)が63・55点で続いた。男子のトップは79・92点の鍵山優真(星槎国際高横浜)で、2位以下を5点以上引き離した。17日は後半のフリーがある。

 西日本ジュニア選手権を制した河辺が安定した演技を見せた。冒頭の3回転ルッツ―3回転トーループの連続ジャンプを成功させると、以降も大きなミスなく滑りきる。フリーでは3回転半ジャンプ(トリプルアクセル)にも挑む予定で、「以前はスピードがなくて踏み切れなかったが、最近は怖くなくなってきた」と自信をのぞかせた。

 今季、シニアのグランプリシリーズに初参戦している横井ゆは菜(中京大)を姉に持つ横井きな結(ゆ)(邦和スポーツランド)は、50・16点の15位で、24位以上による17日のフリーへと進んだ。

 この日の衣装は、ゆは菜がかつて着ていた青と白のワンピース。「お下がりだけど、自分も気に入っているので。曲も、この衣装にあったものを選びました」ときな結。ポップスの名曲「雨に唄えば」に合わせて舞った。

 一方で本田真凜(JAL)の妹、本田紗来(さら)(12)=京都醍醐ク=は41・62点で28位に終わった。「最初から最後まで笑顔で滑れたけど、今の自分で、どこが悪くて、どこがよかったのか、考えたいと思います」と声を詰まらせた。(山下弘展)

ファイナル組、実力を発揮

 男子は、今季のジュニアグランプリで好成績を残し、ファイナル(イタリア・トリノ)への出場を決めている2人が実力を発揮した。

 SP1位の鍵山優真(星槎国際高横浜)は、冒頭の3回転半ジャンプ(トリプルアクセル)こそ「振り回してしまった。回ろうという気持ちが強すぎて、(体の)軸がゆがんだ」。着氷が乱れたが、それ以外は無難にまとめた。

 74・19点で3位につけた佐藤駿(埼玉栄高)も、3回転ルッツ―3回転トーループの連続ジャンプは乱れたものの、さほど気にしていない。「4回転ジャンプをやっていると、感覚が変わってくる」。17日のフリーでは4回転ルッツなど4回転ジャンプを3本組み込む構成で、逆転優勝を狙う。