認知症のイメージを百八十度変えた人だ。よくしゃべり、よく笑う。当事者として全国を回り、年100回以上の講演をこなす。これまで当事者300人以上の相談にのった。
先月の埼玉県での講演。体験や活動をかみしめるように話す。重たい話の中にもユーモアを忘れない。「営業職のころ、お客さんをみんな彼女だと思ってました」。会場が沸いた。
だが6年半前は、今の元気な姿はだれにも想像できなかった。2013年春、39歳で若年性アルツハイマー型認知症と診断を受ける。30代半ばから、担当顧客と同僚の名前や顔を忘れることが多くなっていた。病気のことを携帯で調べると、「2年後に寝たきり」などネガティブな情報ばかり。娘は中2と小6。「俺はどうしたらいいんだ」。病院のベッドで1人泣いた。
そんな中、救いになったのが、…
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朝日新聞社会部