バイデン氏より私が適任…トランプ氏、正恩氏へアピール

ワシントン=園田耕司
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 トランプ米大統領は17日、自身のツイッター北朝鮮金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長に対し、自分が米大統領選有力ライバルのバイデン前副大統領よりも最適な交渉相手であると強調し、「あなたは迅速に行動し、ディール(取引)をまとめるべきだ」と呼びかけた。さらに「すぐに会おう」とも書き込み、正恩氏との直接会談に意欲を示した。

 トランプ氏は北朝鮮の朝鮮中央通信バイデン氏を「狂犬」と批判したことに関連し、「バイデン氏は眠そうで動きもとても遅いけれど、『狂犬』よりは少しましだ」と指摘。その上で「私はあなたをあるべきところに導くことができる唯一の人物だ」と述べ、トランプ政権下の交渉で核問題の早期決着をはかるように促した。

 北朝鮮の非核化をめぐる米朝交渉では、10月にストックホルムで実務協議が開かれたのち、米側が協議の継続を再三求めているにもかかわらず、北朝鮮側は開催に応じていない。トランプ氏としては、自身がバイデン氏よりも正恩氏をよく理解しているとの考えを示唆することで正恩氏を動かし、北朝鮮の非核化について大統領選までに一定の成果を出したいとの思惑があるとみられる。(ワシントン=園田耕司