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スポーツ好奇心

 練習ボイコットや暴力、大麻事件で揺れた追手門学院大学(大阪府茨木市)のアメフト部。一時は関西学生リーグの1、2部入れ替え戦にも挑んだチームは、現在4部まで落ちた。今の部員たちは、波乱のなかでフットボールと向き合い、復活の日を信じて、ひたむきに取り組んでいる。

 11月中旬。日が落ちて暗くなり始めた午後6時ごろ、追手門大アメフト部のメンバーがグラウンドに集まってきた。選手自ら練習道具を準備し、練習場の設営をする。気温も下がって冷え込むなか、約30人が声を出し、元気に練習が始まった。

高校生に希望与えた一戦

 2014年春、追手門大は、京大を4度の日本一に導いた水野弥一氏を総監督に招いた。水野氏は低く、強く当たるなどの技術指導に加え、「やるか、やらんか。どっちや」などと精神的にも選手たちを鍛え上げた。その年、追手門大は2部で優勝し1、2部入れ替え戦へ。その相手は京大。水野総監督が京大を初めて2部へ落とすのか、と世間の注目も集まった。

 この一戦は、現地で観戦していた一人の高校生に希望を与えた。現・追手門大4年のWR(ワイドレシーバー)・上村芳久(当時高校2年)。高校ではサッカー部員だったが、「勉強の合間にテレビをつけたら、NFL(米プロフットボールリーグ)がやっていて『かっこいいな』って」。ちょうど、京大と追手門の話が盛り上がっていた時期だった。強くなりつつある追手門に「水野監督」という有名人がいることをネットで知った。「絶対にここでアメフトをしようって決めました」

 しかし、上村が入学する前の1…

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