木からモコモコ、どこまで続く 晩秋の里山にナメコ階段

山谷勉
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 初冬と晩秋の光景が同居する季節になった。紅葉の名残を惜しみ、秋田県湯沢市内の里山を歩いた。

 森を覆っていた広葉樹が葉を落とし、林間からどんよりとした曇り空が見えた。目を凝らすと立ち木にキノコが張り付いていた。ぬれ落ち葉を踏みしめ、滑りながらも斜面を上り、近づくとナメコだった。

 直径30センチ、高さ20メートルのナラと思われる枯れ木に10メートルの範囲で群生していた。下から見上げると、天まで続くキノコの階段のようにも見える。かさの直径は数ミリから7センチほどで、盛りだった。生えている天然ナメコを見たのは初めてで、胸が躍った。

 赤く色づいたモミジの葉を乗せるキノコもあり、自然の恵みの豊かさを感じるとともに、織りなす光景に目を奪われた。(山谷勉)

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