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 看護師らの長時間夜勤につながる「2交代制」を採用している病棟は39・3%で、1981年の調査開始以来最多だったと、日本医療労働組合連合会が発表した。2交代制を採用している病棟のうち、半数超の54・4%が16時間以上の長時間夜勤だった。

 調査は、全国383施設で働く看護師ら約11万8千人を対象に、今年6月の勤務実績を調べた。

 終業から始業までの勤務間隔について、国際労働機関(ILO)の勧告は12時間以上としているが、調査では46・0%と半数近くが8時間未満だった。

 1カ月あたりの夜勤回数は、3交代の職場では平均7・64回だった。看護師確保法に基づく基本的指針では、8回以内が努力義務だが、3割近くが9回以上だった。集中治療室や心疾患集中治療室など重症患者が対象の職場に限ると、約4割が9回以上だった。

 医労連によると、看護師の人手不足のほか、勤務交代に伴う交通費削減などのために2交代にする病院が増えているという。森田しのぶ中央執行委員長は「勤務間隔が極端に短い状態など劣悪な状態が続いている」とし、看護師を増員する必要性を訴えた。(姫野直行)