舞台はトラック メロディーは政策 トラック野党走る

有料記事

小林豪
[PR]

 舞台はトラック。伝えるのはメロディーじゃない。政策だ――。国民民主党玉木雄一郎代表は18日、「家計第一 全国ツアー」と銘打った全国キャラバンを大阪市から始めた。トラックに積んだ大型モニターに映し出すのは実質賃金の推移などグラフの数々。聴衆の琴線に経済政策の訴えは触れたか。

 スーツを脱いで永田町を飛び出したTシャツ姿の玉木氏がトラックの前でマイクを握った。

 「様々な日本の『ヤバイ問題』をみなさまにお伝えし、一緒に考えてもらって、その答えもまた一緒に考えていきたい」

 会場はJR新大阪駅近くの広場。党関係者のほか、SNSで開催を知った若者らも含め約300人が集まった。トラックの荷台には約220インチの大型LEDビジョンが積まれていて、玉木氏は映し出されたグラフを指しながら、「実質賃金は長期的に下がっている」「若い世代ほど受益と負担で損をしている」などと現状の問題点を指摘した。

 「企業中心」のアベノミクス

この記事は有料記事です。残り591文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません