【動画】報道陣に公開された近鉄の新型名阪特急「ひのとり」=金居達朗撮影
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 近畿日本鉄道の新しい特急が姿を現した。その名は「ひのとり」。大阪と名古屋を結ぶ名阪特急の新型車両で、命名には「近鉄のシンボルとして大きく羽ばたいてほしい」との期待を込めた。全席に、大きくリクライニングする座席を導入し、「新幹線より安く快適な車両」を目指す。来年3月14日から運行を始める。

 東京五輪や大阪万博を前に、1988年から30年以上親しまれた「アーバンライナー」を順次置き換える。近鉄が19日、報道公開した。

 外観は、赤を基調とした流線形が特徴。内装の最大の売りは、「バックシェル型」と呼ばれる座席だ。リクライニングしても、後ろの乗客が窮屈な思いをしなくてよい。北陸新幹線の「グランクラス」でも採用されているが、全席導入は国内の鉄道では初という。

 近鉄が新型車両の設計にあたって特急利用客ら約2万人にアンケートした結果、「後ろの人に気を使って座席を倒せない」「気兼ねなくリクライニングしたい」といった声が目立った。岡野友紀・設計担当課長は「『席を倒して良いですか』と声をかける手間がいらない車両を造りたかった」と話している。

 座席同士の前後間隔も、国内で…

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