江戸川夏樹
国内で初めて、陸海空にまたがる総合的な武器見本市「DSEI JAPAN」が千葉市の幕張メッセで20日まで開かれた。もともとは英国で開かれてきたが、初の日本開催となった。いったい何が展示されたのか。そしてなぜ日本で? ふだん防衛担当ではない記者が、興味のままにたずねてみた。
会場に入ってまず目に飛び込んできたのは、銃や装甲車、暗視スコープなどが整然と並んだ光景だ。
出展しているのは、イギリスやアメリカ、インドなど20カ国以上の154社。ひときわ明るく、広いのが日本ブースだ。IHIや三菱重工など61社が参加し、大きな看板を掲げていた。
爆風を防ぐタイル、危険なドローンを捕獲する装置……。国内外のブースに近づくと、実演しながら丁寧に説明してくれた。「どれだけ殴られても、蹴られても、こすれても平気だ。もちろん命も守る」。ドイツからの出展者は、下着のような薄さの白い防弾チョッキを着たまま匍匐(ほふく)前進を披露した。熱演ぶりに、どぎまぎする。
行く先々で聞いたキーワードが「AI」だ。人工知能によって、質が格段にあがったのだという。
銃を試している背広姿の男性がいた。「軽いっすね」。赤い照準レーザーを的に照らしながらつぶやく。出展者は「スコープも人工知能を使って性能が良くなっている。枠の材質も良くなって、以前よりだいぶ軽量になりました」と満足げだった。
ブースごとにコーヒーや軽食も…
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