【動画】アスリートのセカンドキャリアについて語る吉田沙保里さん。来夏に抱く「野望」も明らかにした
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 レスリング女子でオリンピック3連覇を達成し、今年1月に第一線を退いた吉田沙保里さん(37)が19日、東京都内で朝日新聞などのインタビューに応じ、アスリートのセカンドキャリアについて語った。結婚や出産、スポーツとはまったく関係のない仕事にまで夢は膨らんだが、まずは来年7月に達成したい大きな「野望」があるという。

 吉田さんはかねて、テレビなどで結婚願望を口にしている。「私の場合、結婚は(セカンドキャリアの位置づけに)大きく入りますね。結婚して子どもがほしいというのはもちろんある。専業主婦になるのかは、まだ分からないですけど」。ただ具体的な予定は「残念ながらまったくないです」。

 個人的に交流があるという柔道の松本薫さんは、引退後にアイスクリーム屋の運営に携わる。刺激を受けたという吉田さんは、「子どもを育てながらアイス屋さんをやっていて偉い。自分も何か見つけられたらいい」と話した。

 ただまずは来年7月に達成したい大きな「キャリア」があるという。

 「聖火ランナーをやりたい。大きく出ますけど、出来れば最終点火者で」。東京五輪の聖火は、来年3月に古代五輪発祥の地オリンピアのヘラ神殿で採火される。吉田さんは、マラソンの野口みずきさんや柔道の野村忠宏さんとともにギリシャ国内でのリレーに参加することが決まっているが、聖火が日本に運ばれてからは、今のところ走る予定はない。

 「日本でも走り、東京の新国立競技場で最後に火をともしたいです。よろしくお願いします」とカメラにアピール。「ライバル」を聞かれると「走るという意味ではQちゃん、高橋尚子さんとか。冬も入れれば羽生結弦君とかも」「ライバルというか、どなたが選ばれてもおかしくない。人と比べることはしたくない。選んでいただければうれしい」と笑顔で訴えた。

 吉田さんはこの日、国際オリンピック委員会(IOC)の最高位スポンサーになることが決まった米民泊情報サイト大手の「Airbnb(エアビーアンドビー)」が都内で開いた記者会見に出演。エアビーは2028年大会まで五輪期間中の公式宿泊先と認められるほか、オリンピアン(五輪選手)のセカンドキャリアを支援するプログラムにIOCと協力して乗り出すことも決まった。(平井隆介