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 漫画研究者や漫画家の有志が18日、先月の台風19号で地下の収蔵庫が浸水被害を受けた川崎市市民ミュージアム(同市中原区)の館長と川崎市長に対して、被害状況の情報公開と、資料修復での連携を求める要望書を提出した。

 提出したのは、漫画コラムニストで学習院大教授の夏目房之介さん、日本マンガ学会会長の竹宮恵子さん、同学会理事の呉智英さんら12人。同ミュージアムは考古・歴史資料、ポスター、写真など約26万点を収蔵。特に、2005年に手塚治虫文化賞特別賞を受賞するなど国内の美術館では珍しい漫画の資料収集で知られ、戦前の貴重な漫画原画を数多く所蔵していた。

 文書では、被災から1カ月以上が過ぎたが被害状況の公表は断片的で漫画資料についてはほとんど分からないこと、漫画研究者や同ミュージアムの現職評議員、元職員らもいる有志は支援準備を整えているが現状は支援依頼が届いていないことを指摘。文化財を守るために、被害状況を積極的に公開して支援のための知見を集め、修復活動について意見交換の機会を得たいと求めている。

 同ミュージアムのウェブサイト…

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