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 東京五輪・パラリンピックに向けたテロ対策として、新幹線駅で爆発物探知犬の導入が検討されている。探知犬は成田空港などで活動しているが、JR東日本によると国内の鉄道では例がないという。

 国土交通省は東京駅で12月、ビーグルとラブラドルレトリバーの大小2頭の探知犬を使った実証実験をする予定だ。実験にはJR東日本とJR東海が協力する。探知犬はハンドラーと呼ばれる調教担当者や警備員とともに、新幹線の乗り換え口付近や乗客の列を巡回。人の流れに与える影響を確認したり、駅の利用者に探知犬が活動することへの感想などを聞いたりする。

 テロ対策の実証実験としては、国交省がこれまでに東京メトロ霞ケ関駅でボディースキャナーを使った所持品検査などをしている。JR東の担当者は「新幹線利用者の多さを考えると、手荷物検査の導入は難しい。犬の優れた嗅覚(きゅうかく)に期待したい」と話している。(細沢礼輝)