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 全日本空輸(ANA)と日本航空は19日、2020年3月29日からの国際線夏ダイヤを発表した。羽田空港の発着枠拡大にあわせ、ANAは1日6便、日本航空は同9便を成田空港から羽田に移す。都心に近い羽田シフトが鮮明となる。

 羽田の新枠としてANAは1日13・5便、日航は11・5便があてられた。ANAはヒューストンやワシントンなど北米路線を中心に6便を成田から移す。ビジネス需要を見込み、日本の航空会社で初めて中国・深圳、イスタンブール、ストックホルム線を開設する。

 日航は11・5便のうち9便を成田から移す。ニューヨークやダラスのほか、首都圏では成田の4便だけだった人気のホノルル線のうち、2便を羽田に。中国・大連―羽田線も新設する。

 成田発着便は減るものの、両社とも一時的なものになると説明。羽田の発着枠は当面増える見込みがない一方、成田は発着時間の延長に先月から着手。2028年度末までの滑走路の延長と新設が決まっており、枠の増加は確実だ。世界的な航空需要拡大に伴い、両社は成田の国際線を増やす方針だ。日航の赤坂祐二社長は19日の会見で、成田について「ハブ空港の機能を持ち、北米とアジア地域のど真ん中にある非常に重要な空港。成長の大きなカギになる」と述べた。(高橋尚之)