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 安倍晋三首相の通算在職日数は20日で計2887日となり、明治、大正期に首相を3回務めた桂太郎の2886日を超えて憲政史上最長となった。記録更新は約106年ぶりだ。

 安倍氏は52歳だった2006年9月、戦後最年少で初の戦後生まれの首相として組閣。第1次政権は自身の体調不良などで約1年で終わったが、12年12月の衆院選に勝利して民主党から政権を奪い返した。

 第2次政権以来約7年、「アベノミクス」と呼ばれる大胆な金融緩和を主軸とする経済政策を進めている。消費税は14年4月と19年10月の2回、引き上げた。「働き方改革」などの労働法制にも取り組んだ。また、集団的自衛権の行使を可能とした安全保障法制を成立させたほか、トランプ米大統領と良好な関係を築いた。

 安倍氏は12年以降、自民党総裁選に3回連続で勝ち、任期は21年9月末まである。20年8月まで政権を維持すれば、安倍氏の大叔父、佐藤栄作が持つ連続在職日数の2798日も超える。安倍氏は今月15日、記者団の取材に「日々全力を尽くした結果。緩みが出ないか、自らに問いかけつつ、より緊張感をもって進んでいきたい」と語った。

 菅義偉官房長官は19日の記者会見で「あっという間に7年近く来たというのが正直な思いだ。安倍政権はやるべきことを明確に掲げ、政治主導で政策に取り組んできた」と述べた。

通算在職日数が長い首相(20日現在)

 ①安倍晋三  2887日

 ②桂太郎   2886日

 ③佐藤栄作  2798日

 ④伊藤博文  2720日

 ⑤吉田茂   2616日

 ⑥小泉純一郎 1980日