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 地球帰還に向けて小惑星「リュウグウ」を先月に離れていた探査機「はやぶさ2」が3日午前11時過ぎ、メインエンジンであるイオンエンジンに点火し、地球に向けて加速を始めた。来年末までの1年に及ぶ約8億キロの旅ののち、小惑星の砂や石が入ったとみられるカプセルを豪州上空に送り届ける。

 この日は、はやぶさ2が2014年に打ち上げられてちょうど5年だった。

 小惑星で1年半に及んだ探査の間、4基あるイオンエンジンは動かしていなかった。宇宙航空研究開発機構(JAXA)は先月から、1基ずつ念入りに点検した。

 初代はやぶさでは故障が相次いで帰還が危ぶまれたイオンエンジンだったが、はやぶさ2で改良されたエンジンは点火や推進力に問題はなく、帰還の時期を迎えても正常なことが確認できた。地上では3日午前11時42分、エンジン点火と、加速を確認したという。

 はやぶさ2は今後、予備を除くエンジン3基を噴射して軌道を変える。太陽の周りを4分の3周して地球に戻ってくるのは来年末の予定だ。

 最大のポイントは、2度の着陸…

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