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 車の運転に不安を感じる――。そんなお年寄りや障害者、その家族ら向けの全国統一の電話相談窓口ができる。番号は「#8080(はればれ)」。警察庁が22日午前10時から運用を始める。

 相談窓口では、発信地を管轄する都道府県警の警察官や職員が運転免許の自主返納制度について説明をしたり、医療機関での受診を薦めたりする。平日の開庁時間に受け付け、通話料金は相談者に負担してもらう。

 全国の警察では、これまでも電話や運転免許センターの窓口でこうした相談に乗ってきたが、電話番号がバラバラで使い勝手が悪かった。周知も不十分で、内閣府の2017年11月の世論調査では72%の人が「知らなかった」と答えた。たくさんの人に利用してもらうため、全国統一のダイヤルの導入を決めたという。

 車両の運転についての警察への相談は右肩上がりで増えており、昨年は5年前の2・3倍の約11万5千件に上った。一方、75歳以上の免許の自主返納も急増中で、昨年は過去最多の約29万2千件だった。警察庁は高齢運転者による悲惨な事故が後を絶たないことが背景にあるとみている。

 担当者は「ちょっとした疑問や不安で気軽に利用してもらいたい」と話す。(八木拓郎)