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 内部告発サイト「ウィキリークス」の創設者で、保釈中に逃亡した罪で英国で有罪判決を受けたジュリアン・アサンジュ受刑者(48)が、2010年にスウェーデンで起こした性的暴行容疑事件について、スウェーデン検察は19日、捜査の打ち切りを発表した。「時間が経ちすぎて証拠が弱くなった」としている。

 同受刑者をめぐっては、機密情報を盗むよう働きかけたとして米国がスパイ法違反などで訴追し、身柄引き渡しを求めている。来年2月に英裁判所で移送の是非が審理される予定だ。

 同受刑者はスウェーデンでの性的暴行容疑で10年に国際手配され、渡航先の英国で逮捕された。保釈中に在英エクアドル大使館に駆け込んで約7年を過ごしたが、今年4月にエクアドル政府が亡命を認めない方針に転じ、英警察に逮捕され、5月に禁錮50週間を言い渡された。

 スウェーデン検察は、同受刑者の亡命中に中止を余儀なくされていた捜査を5月に再開していた。(ロンドン=下司佳代子)