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 米海軍は19日、空母エイブラハム・リンカーンを中心とする空母打撃群が原油輸送の要衝・中東ホルムズ海峡を同日に通過し、ペルシャ湾に入ったと発表した。米国との間で緊張が高まっているイランを牽制(けんせい)する狙いがあるとみられる。

 同空母は5月から中東に派遣されており、米海軍は「商船の移動や航行の自由、地域の海洋安全保障に対する米国と地域のパートナーの関与を示す。必要な時に必要な場所に行く」と強調した。

 世界のエネルギー輸送の生命線であるホルムズ海峡周辺では6月、日本の海運会社が運航するタンカーなどへの攻撃や、イランの革命防衛隊による米海軍の無人偵察機撃墜事件などが相次いだ。同海峡などでの船舶の安全航行の確保をめざす米国主導の「有志連合」には英豪サウジアラビアなど計7カ国が参加し、今月、監視活動を正式に開始した。(ワシントン=渡辺丘)