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 徳島大学病院(徳島市)は20日、産婦人科の40代の男性医師が、患者の個人情報を入れた私用のノートパソコンなどを海外出張先で盗まれたと発表した。パスワードを入力しなければ起動できず、現時点で情報の外部流出や不正使用は確認されていないという。大学は18日、該当する患者に謝罪の手紙を送った。

 徳島大によると、パソコンには、産科婦人科学分野研究室や男性医師が作成した、患者計3143人分の氏名、年齢、性別、病名、病歴、住所などのデータが入っていた。私用のパソコンに個人情報を含むデータを保存することは禁止されているが、男性医師は「患者の緊急対応と研究に使う目的だった」と話しているという。

 男性医師は今月、学会出席のためギリシャ・アテネを訪問。1日午後8時(現地時間)ごろ、市中心部で男2人にノートパソコンや携帯電話などを入れたかばんを奪われたという。大学は男性医師の処分を検討している。

 会見で吉田和文理事は「患者やご家族の皆様に多大なるご迷惑と心配をおかけしたことを深くおわび申し上げ、再発防止に全力で取り組む」と話した。(高橋豪)