拡大する写真・図版ネタニヤフ首相の起訴に反対する集会は、1千人近い人たちで熱気にあふれていた=2019年11月18日、ペタク・チクバ(イスラエル中部)、高野遼撮影

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 イスラエル政治の混乱が止まらない。2度の総選挙を経ても政権の行方が決まらず、史上初の3度目の総選挙となる可能性が濃厚。加えて、汚職疑惑で首相の起訴も決まった。ネタニヤフ首相に「イエス」か「ノー」か。分断が進む社会の姿は、トランプ政権下の米国と重なり合う。

 選挙の争点って、何だと思いますか――。今年4月にあった1度目の総選挙の取材を始めて以来、何度も繰り返した質問だ。専門家も一般の人たちも、返ってくる答えは決まっている。

 「ネタニヤフにイエスかノーか。それだけだ」

拡大する写真・図版「ネタニヤフは永遠に 君は1人じゃない」。そう書かれたポスターの前で演説をするネタニヤフ首相の支持者=2019年11月18日、ペタク・チクバ(イスラエル中部)、高野遼撮影

 ベンヤミン・ネタニヤフ。70歳。首相在任は13年を超え、今年7月には「建国の父」である初代首相ベングリオンの記録を抜いて歴代トップに躍り出た。「ビビ」の愛称で知られ、流暢(りゅうちょう)な英語を使いトランプ米大統領やロシアのプーチン大統領とも巧みに渡り合う。イスラエル政界では絶対的な存在だ。

「クライム・ミニスター」

 そんなネタニヤフ氏に今年2月…

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