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 世界自然遺産への登録を目指す、鹿児島県・徳之島で野外にいるネコが、人からエサをもらい、森の貴重な生物も捕食している実態を、森林総合研究所などのチームが突き止めた。チームはネコを野外に放すことや、エサやりによって、生態系がリスクにさらされていると指摘している。

 チームは、野外にいるネコのフン計198個を収集。森で捕獲したネコや人里で捕獲したネコの体毛も計241匹分集めて分析した。フンの分析では数日以内に食べた物が、体毛の分析からは、数カ月の食生活が分かる。

 森のネコのフンの20・1%からは、国の特別天然記念物のアマミノクロウサギや国の天然記念物のケナガネズミなど、貴重な在来種の痕跡が見つかった。人里のネコからは見つからなかった。一方で、体毛の分析からは、キャットフードなど、人が与えるものが森ネコでも人里ネコでも食事の7割程度を占めていることが判明。森の動物の成分も、森ネコで14・3%、人里ネコで12・4%含まれていた。

 チームは、放し飼いや飼い主の…

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