[PR]

 ガソリン価格の値上げを機に、イランでは異例の激しい反政府デモが15日から続いている。死者は100人を超える可能性がある。イランと敵対する米国の制裁によって経済が疲弊し、若者を中心に社会不安につながりつつある。(テヘラン=杉崎慎弥

 「若者の多くは無職だ。ガソリン価格が上がって、生活が苦しくなるのは耐えられない」

 17日夜にデモに参加したテヘラン近郊の無職男性(22)は朝日新聞の取材にこう訴えた。

 男性は「友人らと一緒に銀行などに火をつけたり、石を投げつけたりしていたら、治安部隊が発砲してきた」と証言。友人(21)が銃撃で死亡したという。「けがをしても病院に行けば逮捕されるから、治療もできない」と語った。

 国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル」は19日、治安部隊からの銃撃を受けるなどして15日以降少なくとも106人が死亡したと発表。死者が200人に上るとの情報もあるとしている。

 政府は当初から公共施設を破壊…

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら