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 ぺんてるをめぐって、文具メーカー大手による争奪戦が表面化してきた。ぺんてるが20日、同業のプラスとの提携を検討していることを明らかにした。コクヨが対抗策として、子会社化をめざすぺんてる株式の買い取り価格を1株3500円から3750円に引き上げると発表した。

 コクヨは15日、ぺんてるの子会社化に向け、事実上の敵対的な買収を表明。12月15日までに同社株を3500円で買い付けることにしていた。だが、ぺんてるがこれに反発し、同社の株主に対してプラスとの提携の意向を示した文書を送り、コクヨが当初提案した3500円で買い取る方針を伝えたという。

 コクヨは今回の引き上げにより、買い取り総額が少なくとも約41億円と3億ほどふくらむ。

 コクヨは5月、ぺんてる株約37%を持つ投資ファンドを取得し、9月にぺんてる株を直接保有した。業務提携を進める方針だったが、ぺんてるが別の会社との提携を検討しているとの情報が寄せられ、子会社化を進めることにしていた。(神山純一)