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 インド洋から太平洋にかけて米国と中国が海洋覇権を争う。その二つの大国にとって要衝に位置するのが台湾だ。防衛の最前線を担ってきた元台湾海軍司令の陳永康さん(68)からみえる景色とは――。(聞き手・梶原みずほ=台北)

 ――中国を中心とする巨大経済圏「一帯一路」、米国や日本などが提唱する「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」という二つの構想が交差する中で、台湾の存在は重要性を増しています。中国を刺激せず、米国の構想も支持するという難しいかじ取りを迫られています。

 「現役時代は海外渡航が制限されていましたが、退役後、欧米の議会や国防大学、シンクタンクなどに頻繁に招かれるようになりました。中国と米国の戦略の違い、台湾のジレンマに、多くの国が関心を寄せています。とくに英国にはこの2年で10回ほど招かれ、上・下院で南シナ海の状況などについて意見を述べています」

 「台湾は米国を支持する立場ですが、域内の関係国がどれだけコストを許容し、その結果、どれだけ地域の安全保障や繁栄に資するものが得られるのかという点はまだ見えておらず、経済力格差のある域内の国々の政策レベルにまでは浸透していません」

■複雑化する各…

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