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 優れた健康づくり活動に取り組む団体や自治体を表彰する厚生労働省の「健康寿命をのばそう!アワード」で、青森県階上町の生活の質改善への取り組みが生活習慣病予防分野の厚労大臣優秀賞(自治体部門)を受賞した。青森市も同省健康局長優良賞に輝き、浜谷豊美町長ら両市町の関係者が21日、三村申吾知事に受賞を報告した。

 2010年に女性の平均寿命が全国ワースト3位だった階上町は、尿中の塩分濃度を調べる簡易測定器と血圧計、活動量計を「三種の神器」として町民に使ってもらう事業を14年度に始めた。1カ月間、塩分摂取量や運動強度を測定、記録することで食生活などの改善を促した。

 また、歩数計と記録表も配って累積歩数を役場が集計し、運動習慣の向上をめざしたという。町の女性の平均寿命は15年までの5年間で2・2歳延び、県内一の伸び幅となった。男性も0・7歳延びて、国の平均値並みに回復した。

 受賞を報告した浜谷町長は「実践して成果が現れることが大事。継続は大変だが、身をもって体験したので町民、県内に普及するきっかけになれば」と期待を込めた。

 また青森市の前多正博副市長らは、保育園児らに食品を3色に色分けするゲームや料理体験で食材の役割を学んでもらう「こども食育レッスン1・2・3♪」の受賞を報告。三村知事は「体の基本は食と次の世代に気づいてもらう。それぞれ工夫して見本となって健康につながれば」と話した。(林義則)