[PR]

 和歌山県広川町のJAありだのAQマル南選果場で、一定の糖度基準を満たした「厳選みかん」の出荷が最盛期を迎えている。11月は県内で収穫量の多い早生(わせ)ミカンの旬。21日は約40人が朝から作業に追われていた。

 「厳選みかん」は時期ごとに設けた糖度基準(9~11度以上)を満たしたミカンのことで、県とJAが県産の市場評価を高めようと2015年度から始めた。県内16のJAの選果場にあるセンサーを使って糖度を測る選果機で選別し、出荷される。昨年産はJAを通じて出荷したミカンのうち、約64%にあたる約3万8千トンが「厳選みかん」として出荷された。品質を高くそろえることで県産ミカンの産出額や単価は上昇傾向にあり、農家の所得向上にもつながるという。

 今年のミカンは全体的に酸味が少なく平年に近い甘さ。昨年の台風の影響で着花が少なく実も少なかったことなどから大玉傾向にあるという。(本間ほのみ)