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 長嶺安政駐韓大使が21日、今月末の離任を前にソウルで記者会見を開き、23日午前0時の失効が迫る日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA(ジーソミア))について「現在の東アジアの安全保障環境に照らして重要な役割を果たしている」と強調し、「韓国政府に賢明な対応を求めたい」と述べた。

 長嶺氏は駐韓大使着任後の2016年11月、当時の朴槿恵(パククネ)政権の韓民求・国防相と日韓GSOMIAに署名。このまま韓国政府が破棄方針を撤回しなければ、離任前に駐韓大使としてGSOMIA失効を迎える。

 長嶺氏は「現在の日韓関係は厳しい局面にあるが、(悪化を)放置しないという観点から外交当局間で意思疎通をしっかりはかることが重要だ」と訴え、「こういう時だからこそ、観光や文化スポーツなど国民間の交流はさらに進めるべきだ」と語った。(ソウル=武田肇)