[PR]

 ワシントン条約で国際取引が規制されているトカゲの希少種「ペレンティーオオトカゲ」を密輸入したとして、警視庁は26日、爬虫類(はちゅうるい)卸売業者ら2人を外為法違反(無承認輸入)と関税法違反(無許可輸入)の疑いで書類送検し、発表した。ペット販売業者ら4人も、不正に取引したとする関税法違反(関税贓物(ぞうぶつ)運搬等)容疑で書類送検した。

 ペレンティーオオトカゲは豪州原産で、体長2メートルほどにまで成長する。愛好家の間では「世界で最も美しいトカゲ」「オオトカゲの最高峰」とも言われる。同庁は、爬虫類人気の高まりを背景に密輸が横行している可能性があるとみて警戒を強めている。

 生活環境課などによると、爬虫類などのインターネット卸店「ジュエル」経営の男(36)=神奈川県厚木市=と動物輸出入業「メイプル」代表取締役の男(35)=東京都小金井市=の2人は2017年1月と昨年3月、ペレンティーオオトカゲ各1頭を、経済産業相の承認を得ないまま香港から密輸した疑いがある。正規に輸入したほかの爬虫類の中に紛れ込ませていたという。

 このうち1頭は、ペット販売業の男(38)=横浜市=を経て芸人の男(27)=神奈川県横須賀市=がペットとして600万円で購入。もう1頭は、ペット販売業の男(59)=大阪府吹田市=を通じてペット販売店経営の男(41)=仙台市=が仕入れていた。4人はそれぞれ密輸されたと知りながら不正に取引した疑いがある。