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 今年4月の「桜を見る会」について、政府が共産党から資料を要求されたのと同じ5月9日に招待者名簿を廃棄するのに使った大型シュレッダーは、大量の紙を瞬時に細断できる高性能のものだった。政府は国会で「連休前から使おうとしたところ、(内閣府の)各局の使用が重なって調整した結果、連休明けになった」と答弁。資料要求との因果関係を否定しているが、SNSでは疑問の声も上がっている。

 内閣府が名簿の廃棄に使った大型シュレッダーは、東京・永田町の国会近くの同府本府にある。内閣府によると、製本・アルバム大手の「ナカバヤシ」社製の機種。同社に取材したところ、約40秒で最大約1千枚を細断できる性能だという。業務用で、大きさは横幅3・2メートル、高さ1・5メートル、奥行き1・7メートルある。

 内閣府によると、大型シュレッダーは1台で、地下1階のシュレッダー室に設置。平日の午前9時から午後5時まで使うという運用だ。同室は施錠しており、予約して使用するたびに解錠するという。一方で、大型ではない通常のシュレッダーは、各部署ごとにあるという。

 「5月9日」の廃棄日が問題になっているのは、共産の宮本徹衆院議員が桜を見る会の国会質問に備えて政府に資料を要求した日だからだ。政府は「会の終了後、遅滞なく廃棄する」という運用に沿って廃棄したと説明しているが、桜を見る会(4月13日)から約1カ月経っていた計算だ。

 内閣府の大塚幸寛官房長は20日の衆院内閣委で「連休前から、廃棄の分量が多いから通常のシュレッダーではなく大型シュレッダーを使おうとしたところ、各局の使用が重なって調整した結果、連休明けの5月9日になった」と答弁している。

 21日も引き続き、この問題が…

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