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 別居中の妻を高知市内のホテルで殺したとして高知県警は20日夜、名古屋市緑区大高町の自称派遣社員土居巧容疑者(21)を殺人容疑で緊急逮捕し、発表した。「別れ話などがこじれて首を絞めた」と容疑を認めているという。捜査関係者によると、巧容疑者は連絡を絶った妻に女性を装ってSNSで接触し、ホテルに呼び出していた。

 容疑は、同日午前10時から午後7時ごろの間に、高知市長浜のホテルの一室で、妻の彩乃さん(22)の首を絞めて殺害したというもの。高知南署によると、同日午後7時ごろ、巧容疑者が自首の意向を通報。署員がベッドで倒れている彩乃さんを見つけたが、病院で死亡が確認された。

 2人は5月ごろに結婚して名古屋市で同居していたが、巧容疑者の暴力などが原因で、彩乃さんが8月下旬に高知市内の実家に戻ったという。

 捜査関係者によると、携帯番号を変え、SNSでも返信のない彩乃さんに巧容疑者は「シングルマザーと偽ってインスタグラムでやりとりし、現住所を聞き出した」と説明。ホテルには「友達のプレゼントを一緒につくろうと誘った」と話しているという。

 彩乃さんは8月30日、「夫が来た場合は助けてほしい」などと署に相談していた。署は緊急時にはすぐ連絡するように伝えたが、その後連絡はなかったという。山本正幸副署長は「何かあったらすぐに駆けつけられる態勢はできていた。結果として事件が起きたのは残念だ」と話している。