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 関西電力の役員らが福井県高浜町の元助役・森山栄治氏(今年3月に死去)から多額の金品を受領した問題で、県の顧問弁護士でつくる調査委員会は21日、県職員計109人(退職者を含む)が森山氏から金品などを受領していたとする調査結果を発表した。このうち現金や商品券、純金小判など「儀礼の範囲を超えている」と判断された高額な金品の受領者は計21人で総額122万円相当にのぼった。

 森山氏が顧問を務めていた土木建築会社「吉田開発」(高浜町)は関電の原発関連工事のほか県の工事も多数受注している。調査報告書によると、健康福祉部や教育庁、安全環境部、土木部、嶺南振興局といった出先機関などに勤務していた県職員377人(退職者を含む)を対象に面接や書面で調査を行った。回答のあった313人のうち、109人が金品や中元、歳暮を含めた贈答品の受領があったと回答した。職員1人の受領最高額は20万円相当。

 就任祝いや餞別(せんべつ)として10万円以上(商品券や純金小判を含む)を受け取った職員が5人、5万円以下が10人いた。また、受領したお菓子の下に2万円分の商品券が入っていたケースもあった。多くは受領品に見合う程度の品物を森山氏に返送していた。

 県のトップの受領も調査した。栗田幸雄元知事(2003年4月退任)は在任中に中元や歳暮を受領していた。しかし、西川一誠前知事(今年4月退任)、杉本達治現知事は金品や贈答品を含め受領はなかったという。

 県は受領者のうち、14年度に…

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