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 認知症の人の見え方や感じ方をVR(仮想現実)で体験するイベント「VR認知症体験会」が22日、サンドーム福井(福井県越前市瓜生町)で開かれた。

 県民生活協同組合の主催。参加者約50人がグループに分かれ、VRのゴーグルを着けて認知症の人が見る世界を体験した。

 VRでは、ヘルパーに車から降ろされる景色が「ビルの上から」のように見えたり、ケーキに虫が湧くなどの「レビー小体型認知症」の人にみられる幻視も体験したりした。鯖江市の女性(77)は「認知症の人の視点をリアリティーをもって学べた。声かけの仕方を工夫し、助け合っていきたい」と語った。

 同組合の橋谷庸子・高齢者介護支援専任課長は「認知症でも人格は変わらず、少しの手助けで普通に生活できる。周囲の偏見をなくしていきたい」と話した。(木佐貫将司)