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 西日本屈指の荒祭りとして知られる「裸坊(はだかぼう)祭」が23日夜、防府市の防府天満宮であった。上半身裸や白装束姿の「裸坊」と呼ぶ男衆5千人が体をぶつけ合い、境内は沸き立った。

 無実の罪で大宰府(福岡県太宰府市)に左遷された祭神・菅原道真公の心を晴らし、神様の力の若返りを願う神事。今年が1016回目という。

 裸坊は花火を合図に、触ると願いがかなうとされる道真公の御霊(みたま)を乗せた重さ500キロの御網代興(おあじろこし)に殺到。「兄弟わっしょい」のかけ声とともに運び出し、楼門前にある58段の大石段を地響きを立てて滑り下ろした後、台車に載せて2・5キロほど離れた御旅所に運んだ。(礒部修作)