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 経営再建中の液晶パネル大手ジャパンディスプレイ(JDI)の元社員が5億円超の資金を着服していた問題で、元社員が入社後約6年間にわたり、一貫して経理部門の管理職を務めていたことが関係者への取材で分かった。元社員が経理部門に長期間とどまったことで社内のチェック体制が甘くなり、不正の発覚が遅れた可能性がある。

 複数の関係者によると、元社員は2012年9月、経理部門の管理職としてJDIに途中入社した。JDIは12年4月に日立製作所、ソニー、東芝の液晶パネル部門を統合して発足。3社の出身だった経理部門の社員は14年3月の株式上場を前に多くが出身母体に戻ったが、3社以外から転職した元社員はその後も経理部門に残り、14年7月から不正経理を始めた。経理部門を統括する幹部に昇進した後も、18年10月に内部通報で不正が発覚するまで着服を続けたという。

 不正防止のため、経理部門の社…

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