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 幼い子を背負い、まっすぐ前を見つめる「焼き場に立つ少年」。被爆後の長崎に進駐した米軍カメラマンが撮った1枚の写真が、ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇の訪日を前に、改めて脚光を浴びている。少年はその後、どうなったのか。写真が放つメッセージに引き込まれ、向き合う人たちがいる。

原爆投下直後「お母さんを捜しよる」

 「焼き場に立つ少年」の写真を撮影したのは、終戦後に長崎に進駐した米軍の従軍カメラマン、故ジョー・オダネル氏(1922~2007年)。同氏の写真集「トランクの中の日本」(小学館)には「長崎ではまだ次から次へと死体を運ぶ荷車が焼き場に向かっていた」「焼き場に10歳くらいの少年がやってきた(中略)少年の背中には2歳にもならない幼い男の子がくくりつけられていた」と、少年が亡くなった弟を火葬場に背負ってきた様子が記されているが、詳しい撮影場所、少年の名前などは書かれていない。

 写真集を編集した大原哲夫さん…

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