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 10月12日、バンコクの中心地で開かれていた「ブックエクスポ2019」。2万平方メートルの会場に、300以上の出版社が888カ所のブースを設ける、東南アジア最大規模のブックフェスティバルだ。その中でも、ひときわ活気のあるコーナーがあった。

 1人または2人組の若い女性たちが次々と並んだ本を手に取り、競うようにショッピングカートに入れていく。出版社が出展したブースでは人気作家がサイン会を開いており、長い行列が出来ていた。大量の本を持ち帰るためにスーツケース持参の人も多い。売られているのは商業本だが、雰囲気は日本での同人誌の即売会「コミックマーケット(コミケ)」のようだ。

 このコーナーに並ぶ本の表紙に描かれているのは、からみあったり見つめ合ったりする男性同士の絵ばかり。いずれも、いわゆる「ボーイズラブ(BL)」の漫画や小説だ。高永ひな子の『不器用なサイレント』といった日本のBL漫画の翻訳版も山積みされているが、大半はタイ独自の作品だ。

平均収入の半分を費やすファンも

 「今日のために飛行機で来ました。ずっとお金をためてきたから、今日は1万バーツ(3万5千円)分の本が買えます」

 バンコクから700キロ離れた…

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