ヒトラー生家、警察署に ナチス信奉者の聖地化防ぐ狙い

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ウィーン=吉武祐
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 ヒトラーの生家の建物をどう利用するか頭を悩ませていたオーストリア政府は、この建物を改装したうえで警察署として使うことを決めた。ナチス信奉者などの極右勢力によって「聖地」とされることを避けるためで、改装案を選ぶ建築コンペを年内に始めるとしている。同国内務省が19日に発表した。

 ヒトラーは1889年4月、ドイツとの国境に近いオーストリア北部ブラウナウに生まれた。生家が入る建物は黄色い壁の3階建てで、1970年代からオーストリア内務省が借りる形で福祉施設などとして利用されたが、2011年以降は空き家になっていた。

 極右勢力らによって政治的に利用されることを避けるため、17年に政府が収用したものの、歴史的な意味を持つ建物であるため取り壊しができず、政府は対応に苦慮。第2次大戦後、70年以上にわたって国の課題となってきた。

 この建物の収用では補償額を…

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