高橋諒子
「あおり運転」の社会問題化をきっかけに、車の走行時の状況を記録するドライブレコーダーの売れ行きが好調だ。カーナビ大手、JVCケンウッドでもドラレコが売れている。江口祥一郎社長は「(好調は)まだ序章。今後、会社を支える一角として成り立つ」と述べ、事業拡大を意気込む。損害保険会社と組んだ付帯サービスなどの拡充にも注力し、2023年度に関連事業の売上高は現状の倍近い500億円を目指す。
今年8月、茨城県守谷市の常磐自動車道であおり運転をされた男性が殴打を受ける映像がテレビやウェブで一斉に流された。その時の様子を捉えたのが、男性の車内に設置されたドラレコだった。この時期、JVCケンウッドのドラレコの売り上げは前年の倍近くに急増した。
JVCケンウッドは08年に音響機器や映像機器を手がける日本ビクターと、カーナビや無線機器を販売するケンウッドが経営統合して発足した。14年に両社がもつ映像技術と車載技術を組み合わせて販売を始めたのがドラレコだ。
希望小売価格は他社製品の倍近…
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