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 飛行機の後ろに飛行機雲ができるように、ロケットの後ろにはロケット雲ができる。空の高さによって風の強さや向きが違っているため、鉛直方向に伸びた雲は時間が経つに伴い、ジグザグに姿を変えていく。

 2018年1月18日の早朝、鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所からイプシロンロケットの3号機が打ち上げられた。鹿児島地方気象台で桜島などの火山監視にあたっていた小枝智幸さん(45)=現在は熊本地方気象台勤務=は「天の羽衣のようなものが虹色に輝きながら降りてくるように見えた」ため、不思議に思ってこの写真を撮った。気象台に多くの問い合わせが寄せられ、ロケット雲だと気付いた。

 雲が達した高さはおそらく80キロくらい。地上は夜明け前だったが、ロケット雲は上空で太陽の光を受けて「夜光雲」となり、七色に光っていた。当日は好天で、この雲は富士山からも見えたそうだ。(米山正寛)