即位の礼や大嘗祭(だいじょうさい)を終えたことを報告する「親謁(しんえつ)の儀」に臨むため、三重県の伊勢神宮を訪れていた天皇、皇后両陛下が23日午後、帰京した。27、28日には奈良県と京都府を訪れ、神武、孝明、明治の各天皇陵に、同様の報告をする。

 両陛下は23日午前、皇室の祖神とされる天照大神(あまてらすおおみかみ)を祭る内宮で儀式を執り行った。陛下は束帯姿で、「雨儀廊(うぎろう)」と呼ばれる仮設の板床張りの廊下を約110メートル歩いた。雨儀廊は、勾配のある場所にも設けられていて、十二単(ひとえ)姿の皇后雅子さまはゆっくりと歩んだ。

 この日の内宮付近の天気は快晴。参拝前の参道では、陛下は馬車に乗った。皇后雅子さまは、10日のパレード「祝賀御列(おんれつ)の儀」で使われたオープンカーに乗った。外宮を参拝した22日は雨で、馬車には幌(ほろ)が付き、オープンカーの使用は見送られていた。