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 太平洋の島国、パプアニューギニア東部のブーゲンビル自治州で、独立か、自治拡大かを問う住民投票が始まった。20年以上続いた独立闘争と、その後の和平の取り組みの集大成となる。独立なら2011年の南スーダン以来。結果は12月中旬に発表される見通しで、法的拘束力はないが、早くも中国が接近する動きを見せている。(パプアニューギニア・ブーゲンビル自治州=小暮哲夫)

 州都があるブカでは11月23日朝、中心部の公園に設けられた投票所でまず、自治州政府のジョン・モミス大統領が投票した。公園は、紛争時に政府軍による反政府側住民の処刑があった場所で、慰霊碑がある。モミス氏は「私の一票をブーゲンビルの人々の努力に捧げたい」と話した。

 投票所前には長い列ができた。セリーヌ・カピノさん(50)は「私たちは長い間、中央政府に無視されながら、闘ってきた。自分たちのことは自分で決めたい」と独立賛成に投票した。紛争で大学に通えなくなったつらい経験がある。今は自治州政府の職員だ。

 投票につながった独立闘争は1988年、ブーゲンビル南部にあるパングナ銅鉱山で始まった。鉱山は、75年にオーストラリアから独立したパプアニューギニアの輸出額の5割を稼ぎ出していた。

 だが、住民の間で「経済的恩恵…

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