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 明治から昭和にかけて多くの文人や政治家が訪れた長野県富士見町の著名な別荘を外国系の会社が買収、メガソーラーにしようと計画している。歴史ある閑静な住宅地ということもあり、住民からは戸惑いの声が続出。今後、本格的に反対していく構えを見せている。

 別荘名は「帰去来(ききょらい)荘」。明治末期、鉄道大臣や司法大臣を歴任した同町出身の小川平吉(1870~1942)が建設、長期滞在した田山花袋(かたい)をはじめ近衛文麿、頭山満、田中義一、長谷川如是閑(にょぜかん)、中村不折(ふせつ)、平吉の孫だった宮沢喜一など多彩な人々が訪れた。

 花袋の作品にはたびたび登場しており、たとえば1923(大正12)年の紀行文には、〈富士見の停車場を出てまだいくらも行かない中に、左の丘の上に新しい洋館が見える。赤い白い旗が揚っている。それは測候所である。それと相対して、笠を着たような屋根の馬鹿に大きい別荘が見える。これが小川平吉氏の別荘である〉とある。

 登記簿謄本や業者側が住民に示…

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