構成・大西史恭、吉永岳央
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ最終第6戦のNHK杯は23日、札幌市の真駒内セキスイハイムアイスアリーナで、男子フリーがあり、ショートプログラム(SP)1位の羽生結弦(ANA)が、フリーでもトップに立って優勝した。2位の選手に合計で55点以上の大差をつける圧勝だった。今季GPシリーズ2連勝で、12月に開催されるGPファイナル(イタリア・トリノ)への進出も決定。演技後の報道陣との主なやりとりは以下の通り。
――ジャンプを失敗した後の修正がすごかった。
「ま、リカバリーはちょっとしたおまけという感じで。とにかく、今回の試合は(4回転)ループと(4回転)サルコーを決めたいという気持ちが強かったので。完璧な形ではないですけど、まず、このプログラムで降りたと判定して頂けたのは初めてなので。感覚として、やっと一つ課題をこえたかなと思います」
――滑り終えた時の気持ちは?
「まだ、なんか余力はあるなという感じはしていた。もちろん、すぐは立てなかったんですけど、まだ精神的に余裕があるな、と。あとはけがなく最後まで滑り切れたというのがちょっとホッとしたところです」
――GPファイナルへの気持ちが強かった?
「やっと、ファイナルを戦える位置にきたなって、ちょっと思っています。かなりたまっていたので。ふふふ。気持ちが。やっと、いけるなって思ってうれしい。あとはやっぱり、こうやって日本の会場で滑るということがどれだけ特別かということを、ずっとそれこそ待ち望んでいたので。全日本(選手権)も含めて。だからこそ、こうやって、ここで得ることのできた皆さんのエネルギーをまたしっかりとファイナルにぶつけられたらいいなと思います」
――直前の6分間練習は、あまり良いイメージではなさそうだったが?
「ま、6分間は6分間という気持ちはあったんですけど。4回転ループだけに集中しようと思ってやっていました。最後はパンクしてしまっているんですけど。でも、曲の入り方で1回パンクできたので、こういう間違えが出るなっていうのを確認できたのが良かったと思います」
――SPを終え、どんな気持ちでフリーに?
「もうちょっと点数を出したい…
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