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 令和元年の年間最多勝争いを、新小結朝乃山が制した。小結以下では初の快挙だが、勝利数も勝率も過去最低を更新した。成績が拮抗(きっこう)する原因は突き抜ける力士の不在。背景に、押し相撲の興隆がありそうだ。

 「自分の相撲が取れたと思う。来年が勝負。さらに上を目指したい」。一年納めの場所を11勝で終えた朝乃山の言葉には次の大関候補としての自負がにじむ。右差し、左上手の型を築きつつある25歳は夏場所の初優勝を機に台頭した。昇進を預かる審判部の評価では、先場所優勝しながら負け越した御嶽海と逆転した。

 ただし、55勝(35敗)は年6場所となった1958年以降で最低。勝率6割1分1厘も、これまでの最低だった92年の貴花田が記録した6割6分7厘(60勝30敗)を下回った。朝乃山から10勝差以内にいるのは12人。力の差が縮まっている構図が浮かび上がる。

 横綱、大関の力が落ちて全体の成績が団子状態になるのは、近年続く傾向。過去にも世代交代の時期に起きた現象だが、今回は別の理由が透けて見える。力士の取り口の変化だ。

 幕内の土俵で最多の決まり手が…

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