河口付近に男性の遺体、遺棄容疑で捜査 神奈川・小田原
24日午前8時ごろ、神奈川県小田原市西酒匂1丁目の酒匂川河口付近で「男性が打ち上げられ亡くなっているようだ」と貝拾いに来た人から110番通報があった。神奈川県警によると、背中などに複数の刺し傷がある成人男性の遺体が見つかり、死体遺棄事件として捜査を始めた。
捜査1課によると、男性は砂浜で、仰向けの状態で見つかった。死後少なくとも数日たっているとみられる。上下服を着て靴下も身につけていたが、靴は履いていなかった。遺体はぬれており、同課は、川や海から流れ着いた可能性もあるとみて調べている。
現場はJR小田原駅の東約3キロ。酒匂川と相模湾の合流地点にあたる。
毎日釣りに来ている近くの70代男性によると、今の時期は、釣り人以外は立ち寄らない場所という。台風19号の影響で、ごみや土砂が岸に打ち上げられたという。毎週末釣りに来ている東京都町田市の40代の男性会社員は、「この静かな河川敷で人が亡くなっていたと思うと怖いです」と話した。
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