[PR]

 鳴門市クリーンセンター(瀬戸町)の排ガスに含まれる一酸化炭素(CO)濃度のデータが、2008年の操業開始時から改ざんされていた問題で、CO濃度が依然として計画値を上回っていることが分かった。24日の住民への説明会で、市が報告した。

 明神小学校であった説明会には市民ら約20人が参加した。市クリーンセンター管理課によると、現在、施工業者の三機工業(東京)がCO排出を抑えるため、ごみの完全燃焼を促す対策をしているが、4時間平均の濃度は11月(20日まで)に49回、県に届けた計画値(30ppm)を上回ったという。データが残る5月と6月上旬の実際のCO濃度を同社が復元したところ、1時間平均の最大値は1号炉、2号炉とも国の基準値(100ppm)を上回った。同社の担当者はCO濃度を抑えるための工事を、「今年度中に終えたい」と述べた。

 工事中は炉を止める必要があり、ごみの焼却量が減ることになる。10月に施設の故障で数日間、焼却作業がストップしたこともあり、施設の管理業者は三重県内と大阪府内の処理業者に約300トン分の処理を依頼する意向を示した。

 住民からは「センターへのごみの搬入路を早く整備してもらいたい」「市の対応もずさんだ」などの声が出た。谷重幸・副市長は「市民生活に影響が出ないようにしたい」と答えた。(福家司)