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 障害者(児)のきょうだいが集い、悩みを語り合う「静岡きょうだい会」が発足1年を迎えた。重い心身障害がある妹をみとった静岡県富士市の会社員沖侑香里さん(29)が立ち上げ、これまでに延べ100人が参加。12月1日に同市で記念イベントを開く。

 沖さんの5歳下の妹は2歳ごろから発達の遅れが目立ち始め、7歳の時、進行性の難病と診断された。運動機能が徐々に失われ、小学校で車いす、高校で胃ろうとなった。母は仕事をしながら、妹の介護に奔走した。沖さんは「母を困らせないように、わがままを言わないように、常に背伸びをしていた」。妹に障害がなければいい、自分の将来が不安だ、と思うことがあっても誰にも言えなかった。

 名古屋市の会社に就職、実家を離れて一人暮らしをしていた2015年、母ががんで急逝した。退職して富士市に戻り、妹がこれまで通り施設に通いながら、生活できる環境を整えた。妹は17年7月に亡くなった。

 会の発足のきっかけは大学生の…

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