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 インドの新車販売の不振が長引いている。中長期的に人口増と経済成長が見込める世界4位の市場だが、様々な要因がからみあった不振に見舞われ、回復には時間がかかるとの見方が強い。インド市場を収益源とする日本の自動車大手の業績にも悪影響が出始めた。

 「値下げしているが、さっぱりだ」。地場メーカー「タタ自動車」のニューデリー市内の販売店で、営業担当のアビシェクさん(28)は嘆いた。1年ほど前は毎月15~20件ほどだった新車の納車件数は「今は良くても10件」という。

 インド自動車工業会によると、毎月の新車販売台数(商用車含む)は今年10月まで12カ月連続で前年割れ。7~9月の落ち込みは特に大きく、前年より3割前後の大幅減となった。高額消費が盛んになるヒンドゥー教最大の祝祭があった10月は5・3%減と一時的に回復したものの、このまま回復基調に戻るとの見方は少ない。「この20年で最悪の不況」。地元メディアはそう報じる。

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