プロ野球ベストナインが決定 西武から両リーグ最多5人
プロ野球の今季のベストナインが25日に発表され、パ・リーグ2連覇の西武から両リーグ最多の5人が選ばれた。セ・リーグは5年ぶり優勝の巨人から最多の3人。取材歴5年以上の記者による投票で決まった。
西武勢は打撃タイトル獲得者がそろって選ばれた。パの捕手として54年ぶりに首位打者となった森がパの最多得票で、2年連続の受賞。打点王の中村は三塁手で4年ぶり6度目の受賞(指名打者での受賞1度を含め7度目)となり、最多安打の秋山は3年連続、本塁打王の山川は2年連続。遊撃手の源田も昨季に続き選出された。
パの投手は、13勝の千賀(ソ)が育成出身投手として初めて選ばれた。荻野(ロ)はプロ10年目で初受賞。西武から楽天にフリーエージェント(FA)移籍した浅村は二塁手で4年連続、吉田正(オ)は外野手で2年連続。指名打者はデスパイネ(ソ)が2年ぶりに受賞した。
巨人勢は、最多勝や奪三振王など3冠を獲得した山口が、セの投手としては最も遅いプロ14年目での初受賞。最多得票は遊撃手の坂本勇で、2年連続5度目の受賞となった。広島からFA移籍した丸は4年連続5度目の選出。
三塁手は8年目の高橋(中)が初受賞。外野手は首位打者の鈴木(広)が4年連続、本塁打と打点の2冠を獲得したソト(D)が2年連続で受賞した。このほかも連続受賞で、会沢(広)は3年連続、ビシエド(中)と山田哲(ヤ)は2年連続の選出となった。日本ハム、阪神からは選出者がいなかった。
有効投票数はセが297票、パが253票。最優秀選手(MVP)と新人王は26日のNPBアワーズ(総合表彰式)で発表される。
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